相続税の納税

自分の親や配偶者など、自分に近い身内が亡くなった場合、どうしても起こるのが相続です。
これにより、はじめて相続税を納税することになる方もおられますよね。
このときに知っておきたいポイントをいくつかご紹介しましょう。

参考→相続税のポイント

まず、納税する方法自体は、それほど難しくありません。
相続税は対応が大変だとよく言われますが、これが大変なのは相続税の計算になります。
お金の用意が大変なこともありますが、これは現金以外の遺産が多いときなどの特殊なケースでの話です。
現金や預金が多ければ、納税のためのお金の用意も簡単ですから、計算が終われば、あとはもう一息というところです。

これを納税するときは、無理に税務署へ行く必要はありません。
税金の申告は主に税務署で行いますが、申告がもう終われば、無理に税務署を通す必要はありません。
もちろん税務署でも納税手続きは受付できますが、これは他の金融機関や、普段から税金の代理徴収を受け付けているショップの店頭などでもできるほか、振替による納税も可能です。

このようになっていますから、すでに計算さえ終わっている相続税の納税は、それほど難しくはないのですね。
基本的な納税方法になるのは、金融機関での納税になります。
金融機関の指定はあまりなく、最寄りの店舗で納税手続きができることが多いです。
現金での直接納税になりますが、基本的な方法としてチェックしておくといいでしょう。

なお、高額な遺産を相続した場合、相続税額が数十万円から数百万円といった規模になることもあるでしょう。
女性など、このような大金を持って外を歩くのは少し不安ですよね。
このようなときは、相続税の支払いもキャッシュレスの方法を選ぶといいです。
現金での納税に比べて、事前の手続きなどが必要になりますが、期限に余裕があるなら、手続きの時間は十分にあるでしょう。
口座振替の申請などすると、相続税を任意の口座から自動で引き落として納税完了とできます。

このように納税をする段階に入ると、あとは日常生活でもよくやる支払い手続きと共通する部分も多いため、対応はそれほど難しくはありません。
自分が普段から慣れている方法や、そのときの都合に合わせて、納税する方法を選ぶといいでしょう。
なお、このときに支払う税額ですが、金額を間違えないように注意してください。
特に現金で納税するときなど、自分がこのときに金融機関の窓口などで支払う金額を間違えると、実際に納税した金額が不足することも起こります。
そしてもし申告した金額と実際に納税された金額がずれており、納税額が不足している場合でも、税務署からすぐに連絡が来るとは限りません。
もちろん申告した金額に届かない納税額だった場合、いずれは税務署からその連絡が来るのが基本ですが、それがいつになるかは未定なのです。

相続税の納税期限を過ぎてからその連絡が来ることも、もちろんあります。
このときはどうなるのかというと、納税漏れがあったとして、急いで追加の納税が必要です。
そして期限を過ぎての過少納税となるため、あとから追加で支払った場合、納税が遅れたペナルティとしての追加の課税もありますから、要注意です。
口座振替など、自動で引き落としてくれる方法などを使わず、自分で支払額を指定して納税する方法を使う場合は、実際に手続きするときに金額を間違えないよう、よく確認して手続きしてください。

このような確認のほか、そもそも申告した金額が間違っていないかも、最終チェックをするなら納税前のこのタイミングがおすすめです。
相続税の税額は自分で正しく計算する必要がありますから、遺産の種類が多い方など、税理士へその依頼をする方も多いです。
もし自分で計算等をやった方の場合、その金額がもし間違っていても、申告した段階では税務署からそれをすぐ指摘されることは、それほどありません。
ですからもし間違った税額を申告していた場合でも、そのまま通ってしまいがちですから、ここは納税者の方でよく確認しておきましょう。

計算した税額にあまり自信がない方は、納税前にもう一度見直すか、税理士まで相談して確認するといいです。
その内容で問題がなければ、あとは最寄りの金融機関等で納税の手続きを取れば完了です。
もし間違っていた場合でも、相続税の申告や納税の期限内なら、修正しても特にペナルティの税額などはかかりません。
気になる方はここで確認しておいてください。

このような最終確認のことも知っておきたいのは、相続税はひとまずの申告と納税をすればそれですべて終わりではなく、あとでその内容のチェックが税務署で行われることが多いからです。
いわゆる税務調査ですね。
相続税は金額が大きくなりやすい税金ですから、他の税金よりもこの調査は念入りに行われることが多く、一般人でもその調査の対象になることは多いです。
このようなことも含めて最終確認を行い、もし問題ないと思ったら、そこで納税手続きへ入るといいでしょう。
納税の手続き自体はそれほど難しくないため、お金の用意さえできれば、半日以内には終わることが多いです。